のむらの日記帳

おれの泣き言を聞いてほしい

賭博黙示録ノムラ

 

どうも、野村です

 

 

 

9月上旬、仕事を辞めてから2週間の僕は追い詰められていた。

事情を知っている人には「いつ海外行くん?」

知らない人には「仕事どうするん?」

と、まるで無職で食っちゃ寝の生活がカスみたいに言われるからである。

 

そんな僕はパチンコ屋に逃げ込み時間つぶして気持ち落ちかせたりしてた訳だけれど、景品の化粧品持って謝りにいく彼女もいない。

無職も3週目になると言い訳がなくなってくる。貯金も減る一方。

 

仕方なく航空券を調べると3日後のフィリピン行きが18,000円、すぐに予約したわけである。

 

フィリピンに着いたらまず海外simを買う、そしてgrab(海外でメジャーな配車アプリ)に登録してひとまず宿に向かう、という予定を立てていた。

 

ただ僕は本当にアホなので、到着早々喫煙所を探した。

どうやらターミナルの外の1番端にあるらしい。

喫煙所を出川英語で職員に聞きながら探し出し、一服すると

「あ〜……海外だなぁ」

としみじみ実感した。

 

そしてまずやるべき一つ目、simを買いに空港に入ろうとすると

「NO!」

職員に止められた。

 

 

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あーー、

フィリピンの到着ロビー治安悪すぎて一旦出たら入れんやつ!!!!!

 

sim買えない→grab登録出来ない→詰みである。

 

流しのタクシー(白タク)はいる。

ただ10数年前に語学留学中の彼女に会いにきたら「タクシーに乗り込み2秒で強盗」のえぐい思い出が蘇る。

さらに今は深夜。

東南アジアで断トツ危険と言われるフィリピンで、英語を1mmも話せず、携帯回線も無い状況で白タクに乗る勇気は無かった。

 

結果、こうなる。

人通りがそれなり多く、明るい場所を探して芋虫のように横になる。

 

ほんまにカス。

 

 

朝片に空港のWi-Fiを使って母親・起きてそうな友人に片っ端から連絡して、代わりにgrabの登録に必要なSMS認証してもらったりなんやでとりあえず宿に向かった。

 

ジム・プール完備、高さ30階建の22階、タワマンである。

 

これはフィリピンに10月まで滞在予定だった知人の都合が悪くなり、キャンセルも出来ないとのことで譲ってくれたんだけど、コレがもうまじで神。

 

Oさん、まじ神。

 

それから宿に着いた僕は適当に近くのスーパーで買い物を済ませ、当然向かうのはギャンブル。

ポーカー(NLH)である。

 

 

日本でも最近かなり流行ってきているので知ってる!

という人はいるかもですが、ここからギャンブルとポーカーについて軽く説明するので、面倒くさい人は読み飛ばしてください。

 

〜〜〜〜〜〜〜

 

『ギャンブルなんてもの勝てない、胴元がもうかるように出来ている。』

と多くの人は思っているはずで、それは確かにそう。

 

実際、期待値(または還元率ともいう)では

競馬や競艇が75〜80%、

日本のパチスロで95〜119%、

宝くじに至っては45%程になる。

 

これは簡単に言えば競馬や競艇であれば1万円を100回賭けた時の期待値が75〜80万円になりますよ。

ということで、長期的に見ると負けるギャンブルなのだ。

もちろん競馬・競艇パチスロであれば予想や技術介入によって期待値は変わるのだけれど、このマイナスからのスタートをひっくり返すのがめちゃくちゃに難しい。

 

日本にパチスロ・パチンコのプロはそれなりに居るが、還元率がさらに低い競馬・競艇・オート等にはほとんど居ない(というか限りなく0)というのが現状だ。

 

ただ海外に唯一といっていい程、日本のパチプロと同じくらい存在するのがポーカーというギャンブルで、

簡単に言えば2〜9人でやるトランプを使った対人ゲームということ。

つまりハウス(胴元)vsプレイヤーではなく、プレイヤーvsプレイヤーの勝負。

 

これがめちゃくちゃ重要で、胴元はrakeと呼ばれる場所代を少し取ることで儲けを得るだけ。

 

例えると雀荘での麻雀を思い浮かべてくれたら1番近い。

めちゃくちゃな運ゲーの間に確かなスキルエッジが存在するのでプロが存在するわけ。

 

まあ気になる人youtubeとかで「世界のヨコサワ」で検索してください。

 

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まあそんな訳でポーカーが目的でフィリピンに来た訳だけど、僕は実は10年程前からルールは知っていて、ここ3年程はかなりガチ勢と名乗っていいくらいには真剣に取り組んできたわけです。

 

フィリピンでの初ポーカーはカジノでは無く、街の小さなポーカールーム。

 

初日は夕方6時から朝4時まで50-100ペソ(日本円で130円-260円)というレートを打って、マイナス32,000円。

このレートはだいたい4〜5万円くらいなら2時間もあれば軽く動く金額なので負けはしたものの、緊張や不慣れを考えれば「まあやむなし。」という印象。

 

こうして長い長いフィリピン賭博黙示録ノムラの戦いが始まった訳です。

 

 

たぶん続く

 

 

 

マレーシアの風は優しい

 

どうも、のむらです。

僕たちの青春だったデコログ。

あれ以来、十数年ぶりにblogを書きます。

 

お暇な人はお付き合いしていただけると嬉しいです。

 

現在、僕はマレーシアにいます。

マレーシアのコタキナバルという街の空港でベンチに寝転がって約8時間が経ちました。

飛行機はまだ来ません。控えめにいってカスです。

 

なぜこんな状況になっているかの説明の前に、ここ2ヶ月の僕の近況報告を簡単に説明します。

 

今年の8月の終わりに約8年間続けた仕事を辞め、僕は無職になりました。

この結果32歳、無職、彼女無し、免許無し、貯金わずかという世間的に完全にアレな人になりました。

めちゃくちゃな犯罪者予備軍ですね、PSYCHO-PASSの世界なら多分もう執行対象で一撃射殺です。

呼ばれてないけど同窓会にも秒速で欠席しますし、親族の集まりには間違っても顔を出してはいけない宿儺レベルの特級呪物です。

 

これ例え伝わってますかね?

まあ簡単に言うと社会的生産性も皆無なうんこ製造機な訳です、はい。

 

で、そこからなぜマレーシアに居るかという話に戻りますが、今フィリピンへの飛行機を待っています。

9/20〜10/18まで約1ヶ月、フィリピンで過ごしていたのですがVISAの関係で一度出国せねばならず、ルーレットで適当に決めたマレーシアへ来ました。

バカンス気分で海を見たり、写真映えしそうなムスクに立ち寄ったものの150円の入場料をケチって外から眺めたりして過ごしました(無職だからね)。

 

感想はまあ普通です。

「ふ〜ん」って呟いて一応写真撮って、滞在時間は5分でした。

 

それで、まあ今からフィリピンに戻る訳ですが、ここまで読んでるお暇なみんなは多分思ってるでしょ。

 

「お前そんなにフィリピンで何してんねん」

「無職やから生活費安い国で女買って遊んでるんでしょ」

 

違います、性交渉してません。

 

母上からも

「詐欺とかに関わってない?」

「ルフィとか反社とか……」

等々、相当疑いの目を向けられております。

 

違います、確かに僕は人権の無いうんこ製造機ですが犯罪はしてないです。

 

じゃあフィリピンで何してるのか?

 

 

ギャンブルです

 

1ヶ月の内、180時間くらいカジノで脳汁だらだら垂れ流しながら

「ほんま頼む!お願い!!ピクチャー!!!!!!!!」

と吠えてます。

 

 

 

 

1番カスやんけ

 

 

多分続きます